3. 参 考 事 例
チェックチャートへの応用例
マニュアル作成の全過程を事例にするにはかなりの分量が必要になりますので,一つの参考例として,「温水洗浄弁座」のサービスマニュアル(A4判・約70ページ)をベースに,サービスマンが現場での故障診断するための 「故障・修理チェックチャート」(A3判・1枚)を作成する過程を紹介します.これは先に述べた「マトリクス法」の応用です.
[注]この事例は筆者がオリジナルに作製したもので,第三者から依頼を受けた提出したものではありません.
図6 参考事例:サービスマニュアルを1枚のチェックシートにしてしまう
スタート
サービスマニュアル(例:A4判,70ページ)
サービスマンを対象とした内容で,ユーザが故障原因とその対処方法をすぐに知るには詳細すぎる内容
第1段階:
基本的なマトリクス化
マニュアルから「故障の現象」と「点検項目」を抽出します.
表計算ソフト(たとえばMicrosoft Excel)を用いてマトリクス化します(順序は抽出順のままでかまいません).
第2段階:
マトリクス化をさらに進める
さらにマトリクスに「修理方法」の列を加え,対応する内容を記入します.
同じ修理方法が重複することもありますが,その場合はコピー&ペーストですべての項目を埋めます.
第3段階:
行同士の入れ替え
行を入れ替え共通の「点検方法」と「修理方法」をまとめます.
表計算ソフトの並べ替え機能を使うと便利ですが,最終的には重要度に応じた順序に並べます.
第4段階:
行と列の入れ替え・列同士の統合
行と列を入れ替えてしまいます.
続いて修理方法を1作業単位に分解します.
これにより「故障の現象」−「点検項目」−「修理方法」を階層的に表示できるようになります.
最終段階:
ビジュアル化
最後に共通項目をブロック化し,矢印で連結します.
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