

注意指示のまとめ方
安全に関する注意事項と一般的な注意事項
操作指示とともに注意指示はマニュアルを構成する重要表現です.とりわけ,注意指示はいわゆる「PL法(製造物取扱い責任法)」の観点からも表記を考えなければなりません.
マニュアルに記述しなければならない「取扱いに関する注意事項」は,PL法に関連する「安全に関する注意事項」と「一般的な注意事項」の二つの観点で検討するのが基本です.とりわけ,前者の「安全に関する注意事項」は,人身障害あるいは物的損害に関わる注意であり,特別な配慮が必要です.
[出張開催形式セミナー「わかりやすいマニュアルの作成手法<取扱いマニュアル編>」から抜粋]
注意指示の表記とまとめ方
「安全に関する注意事項」は,「注意喚起シンボル」,「シグナル用語」,「指示文表示」から構成されます.これは「小見出し付きの段落」と見ることができます.
注意喚起シンボルとシグナル用語は,PL法で規定されています.これに対して,指示文表示は当該の製品の取扱い方法であり,明解な「注意指示」でなければなりせん.
注意指示を「段落」とするならば,その主文(第1文)は注意指示文です.注意指示文の基本は,ていねい表現の否定命令文(・・・しないでください,絶対に・・・しないでください),あるいはていねい表現の強調命令文(必ず・・・してください)です.
ていねい表現の否定命令文
| バッテリパックを火の中に投げ入れたり,加熱したりしないでください. |
| 取扱いマニュアルに記述されている所以外は絶対に開けないでください. |
ていねい表現の強調命令文
| 本製品を持ち運ぶ際は,必ずACアダプタを取り外してください. |
主文で注意指示を行い,それを受けて補足文で,「注意の理由(危険性・危険度)」,「対処指示」を述べるのが基本です.この際,補足文を改行するとともに,主文をゴシック体にしてめりはりを付けると効果的です.
本製品を持ち運ぶ際は,必ずACアダプタを取り外してください.
- ACアダプタを付けたまま持ち運ぶと,コネクタおよび接続部分に無理な力が加わり,故障するおそれがあります.
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[出張開催形式セミナー「わかりやすいマニュアルの作成手法<取扱いマニュアル編>」から抜粋]
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