

表の使い方
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表には、一般的な「見出し行」形式の表に加え、「見出し列」形式の表があります。また、これらの発展形に「けい線区切り・字下げ」式の表があります。いずれの場合も先のセクションで述べたように段落の構造化ととらえるのが基本です。
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「見出し行」形式の表と「見出し列」形式の表
「見出し行」形式の表は、事象あるいは対象を要素で比較するのに適当な表です。独立した対象を同じ基準で一覧化する場合に用いられます。対して、「見出し列」形式の表は、対象を属性で表すのに有効な表です。製品の仕様を示す際などに用いられます。

第三の表−「けい線区切り・字下げ」式の表−
「見出し行」形式の表と「見出し列」形式の表の構造を組み合わせると、双方の利点(複数の項目の左右幅を広くとった表)を取り入れた表になります。「見出し行」形式の1行を「見出し列」形式のように列に展開するとともに、1項目ずつ数字分の字下げをしてけい線で区切ると、1行を広くとった応用形の表になります。

表のチャート化−マトリクス法−
先のセクションで述べたように、箇条書きも表もさらには図解によるチャートも段落の補足文の視覚化・構造化です。「箇条書きから表へ」さらには「表からチャートへ」の工夫も可能です。箇条書きの各項目の主題(あるいは主語)、目的語、述語などを行と列で構成すれば表になります。

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