執筆のポイント
見出し構成と見出し名の考え方


Webマニュアルの見出し構成

   

Webマニュアル(ここではHTML形式のマニュアルを指します)の見出し構成も、印刷文書あるいはPDFマニュアルと同様(あるいはそれ以上)に「解説の基本単位」から発想するのが適切です。一見すると、印刷文書とWebマニュアルでは構成が異なるように思えますが、“見通しがよい”につながる原理は同じです。


Webマニュアルの課題

印刷文書の章あるいは節をそのままHTML文書に変換すると、きわめて“長い”HTML文書になる場合があります。スクロールしながら必要な事項を目で追いかけるあるいは探さなければなりません。


陥りやすい事例−長い節−

印刷文書あるいはPDF文書の場合と同様に、重要事項をいくつも項見出しにすると節が長くなります。その結果、長いスクロール中に重要な事項が点在するWebマニュアルになるおそれがあります。


解説の基本単位=1HTMLファイル」の構成

印刷文書あるいはPDF文書の場合と同様に、解説の基本単位(解説あるいは操作のひと区切り)を節見出しにすればHTML文書が不要に長くなりません。読者は章見出しから直接に第1節(章の導入)に移り、そこから順に読むあるいは必要な事項に進めます。



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