「用字用語」とは、文章を書く際に用いる字(ひらがな、カタカナ、漢字など)や語(単語、複合語など)です。 文章を書く際には、適切な用字用語を統一して使うのが基本です。 |
文章を書きながら、「この語は漢字書きが適切なのかあるいはひらがな書きが適切なのか」、「送り仮名はどこから送るのか」、「外来語のカタカナ表記の長音記号は付けるべきか不要なのか」などと迷う場合があります。これらはいずれも「用字用語の統一」に関する課題です。
日本語はいわゆる「漢字・ひらがな混じり文」です。また、外来語の表記にはカタカナを用いる場合があります。表音文字であるひらがな・カタカナと表意文字である漢字を混ぜて使う表現力が豊かな言語ですが、その一方で先に述べたような課題を伴います。
いずれの表記が適切かの「判断のより所」があれば、迷った際に有効です。また、技術文書を作成する際によく使う用字用語を一覧化しておくのも効果的です。当コーナーでは、漢字書き・ひらがな書き、送り仮名および外来語のカタカナ表記の扱い方のより所と用例を解説します。
企業名を付して発行されるマニュアルあるいは技術文書には、「文書としての一定の品質」が求められます。たとえ個々には誤りではなくとも、用字用語が不統一では読者の信頼を欠くとともに企業の評価にも影響します。
執筆に先だって用字用語の扱い方を把握しておけば、おのずと統一がとれた文書になります。また、見直しも簡単にすみます。
マニュアルを作成する際の基本をお伝えして、テクニカルライティングへの関心をおもちいただくのが当コーナーの主旨です。
当コーナーの内容を各種の文書作成の参考にしていただくことは作者の意とするところであり、これが皆様のお役に立てば誠に幸いです。ただし、内容の一部あるいは全部の転載(他のWebサイトや他の出版物、等に収録・再配布する) および当著作物の二次使用を禁じます。
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