ビジュアル化のポイント
マニュアルに適した図解の手法


手順の図解化

   

手順の図解化の基盤は箇条書き形式の操作手順です。箇条書き形式をもとに「読むと見るの一体化」あるいは「構図化」、「視線の誘導」を推し進めた結果が手順の図解化です。


手順の図解のパターン

手順の図解はその構造からの「小間割り型図解」形式と「組込み型図解」形式に分類できます。前者は、「読むと見るの一体化」から発想した図解です。後者は、表型箇条書き形式をさらに「構図化」した図解と言えます。


小間割り型図解」形式の操作手順

箇条書き形式の1手順(段落)を1小間とし、「左上から右、突き当たったら左下へ」の視線の動きにあわせて配置したのが「小間割り型図解」形式です。統一感があるとともに小間で区切られているため視線が集中しやすい利点があります。


組込み型図解」形式の操作手順

箇条書き形式が、「箇条書きに対して図を添える」のが基本であったのに対し、「図に対して箇条書きを添える」のが「組込み型図解」形式です。図と図の関係がわかりやすく、図の“流れ”から手順の全体を把握できます。



実践テクニカルライティングセミナー
マニュアル作成の進め方とわかりやすいマニュアルのポイント
Copyright: Takaaki-YAMANOUCHI/1995-2020
山之内孝明/有限会社 山之内総合研究所
Takaaki Yamanouchi/ Yamanouchi Research Institute, Ltd.