

解説付き抜粋 その6
校正の校数管理
校正の際に必ずすること-その1:日付と校数管理-
製作担当者から校正刷が届いたら必ずすることがあります。一つは、校正刷の日付と校数の確認です。校正刷の最初に、「初校、2001/5/30」のように「第何校であるか」と「いつ作成されたものか」がわかるようにはっきりと明記しておきます。
校正の際に必ずすること-その2:校正刷のオリジナル「正」を決める-
また、校正刷りは控用として2通あるいは3通届くことがあります。この際には必ず1通を正(オリジナル)として、上記の日付・バージョンのように「正」と明記してください。残りのコピーには、「副」(複数ならば「副1」、「副2」・・・)と明記します。
そして以降、製作担当者と校正のやりとりをする場合はこの「正」をもって行うようにしてください。修正などはすべて「正」に集約し、複数の校正の修正が分散するようなことは絶対にしないでください。
校正作業の後で修正を見つけたら-追加修正の管理-
赤字入れ(あるいは赤字合わせ)が終わると、これを製作担当者に渡して修正作業をしてもらうことになります。しかし、しばしばこの後で修正事項を見つけることがあります。このような場合には追加修正の内容によって二通りの対応があります。
大幅な修正の場合
部分的な小さい修正の場合
製作担当者がすでに修正作業を始めているのに小さな修正(文字修正など)を指示することはかえって混乱をきたし効率が悪くなります。このような場合には手元控え用の「正(控)」に明確に赤字で記入して次の校正のその修正を記入します。
どの程度の修正にどちらの方法をとるかはケース・バイ・ケースといえます。事前に製作担当者と打ち合わせておく必要があります。
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