パソコン,インターネットをはじめとする情報機器,情報サービスの利用者が急速に増え,「パソコンやアプリケーションソフトのマニュアルがわかりづらい」とか「マニュアルのための参考書が必要」など,とかくマニュアルに対する評価が厳しくなりました.しかし,どうしたら本当に「わかりやすいマニュアル」が作れるのでしょうか.このコーナーでは,その答えとして「テクニカルライティング」を基礎にしてマニュアルを作ることを提唱します.
テクニカルライティングとは,技術的な内容を,読者対象や目的に応じて,わかりやすく正確に表現するための文書作成手法です.
さらにいえば,テクニカルライティングは,読者の立場で技術文書あるいはマニュアルを作成すること,すなわち「読者(=ユーザ)指向」の文書作成手法です.
「マニュアルがわかりづらい」という評価・批判の多くは,マニュアルが読者指向になっていない,言い換えれば“開発者(メーカ)の論理”で作られている.あるいはマニュアルを作っている側は読者指向になっていると思っていても読者はそのように評価してくれていないなどが原因です.