1. わかりやすいマニュアルを作るには
1-1 マニュアルは商品
マニュアルは商品の一部であると同時に,商品の競争力を向上させる重要な要素
よく「
製品の開発は常に時間とコストの勝負
」と言われます.では,製品のマニュアル作りはどうかと言えば,1分1秒でも惜しい開発・製品化への時間的負担となり,1円でも下げたい原価へのコスト負担になります.だから「できることならばマニュアルには時間とお金はかけたくないのが本音」は理解できるような気がします.
しかし冒頭で「
製品
」と言う言葉を使いましたが,メーカが作っているのは,ユーザがお金を払いこれでメーカの経営が成り立つ「
商品
」なのです.したがって,
マニュアルも商品の一部
のはずです.マニュアルは単なる製品の付属物ではなく,ユーザと製品を橋渡しするものであり,
マニュアルがあって初めて製品が商品になる
と思えばマニュアルにも製品開発なみの力を入れてもいいのではないでしょうか(けしてもっとお金を注ぎ込むべきといっているのではありません).
マニュアルの質の向上は,製品に対する
ユーザの理解度の向上
,
ユーザへの質の高いサービスの提供
さらには
ユーザ指向の商品開発
にもつながり,結果として
商品の競争力を向上する
ものになると思われます.
図1 マニュアルの質が向上することの意味
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山之内孝明/(有)山之内総合研究所
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