

注記の文書レイアウト
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本文(段落)が、文書の書式の基準です。注記は、必ず目にとまる必要はありますが、本文が目に入らないほど強調する必要もありません。バランスがとれ双方がともに読まれる文書レイアウトが適切です。
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段落と注記・副本文との対比
段落に対して、注記(注見出しが付いた補足)および副本文(注見出しが付かない補足)は文字の大きさを1ポイント小さくするのが基本です。段落が10ポイントならば、注記と副本文は9ポイントとなります。
注記を9ポイント・ゴシック体とし、副本文を9ポイント・明朝体にするとそれぞれの“押出し感”を調整できます。


陥りやすい事例−必要以上に目立つ注記−
しばしば、注記あるいは副本文に必要以上に強調的な書式を用いている事例を見かけます。段落あるいは操作手順が補足に埋もれてしまってかえって読みづらくなるおそれがあります。
また、注記を使いすぎると「安全に関する注意事項」など“本当に重要な注記”が埋もれてしまう可能性もあります。埋もれないためにさらに“強調した書式”を使うと、ページが収拾がつかないほど散漫になるおそれがあります。

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