

ストーリー構成の考え方
ストーリー構成のポイント
人から説明を受ける際,その説明に話の筋道(ストーリー)があるのとないのでは理解の程度が大きく異なります.プレゼンには「全体の話の筋道」と「1枚のスライド中の話の筋道」がなければなりません.
「ストーリー構成」も「解説構成」もポイントは,「主題」と「構成」と「結論」です.つまり,“何について”,“どのように”,“何を”伝えるかが明確でなければなりません.
[出張開催形式セミナー「わかりやすいプレゼンスライドの作成手法」から抜粋]
プレゼンにはさまざまな目的があります.ストーリー構成の基本は同じでも,プレゼンの目的によって「何を主題・結論にしてどのように構成すべきか」を考えなければなりません.技術分野のプレゼンを便宜的に三つに分類することにします.
報告型プレゼン
学術論文や調査報告を要約して発表・報告するプレゼンです.「緒言(主題)」→「実験方法・結果(あるいは調査方法・結果)」→「考察(あるいは検討)」−「結論」の構成が一般的で,主題と結論が最初と最後の関係で構成されています.
解説型プレゼン
プレゼンスライドを使って技術解説やセミナーを行うことがあります.この場合には,主題と結論が最初と最後の関係というわけにはゆきません.全体をいくつかにセクションで構成し,そのセクションごとに最初に主題と結論を述べ,続くスライドでそれを例証・検証してゆく構成が一般的です.
提案型プレゼン
開発した製品・サービスを顧客に向けてプレゼンする機会があります.しかし,先の報告型プレゼンを模して,開発の目的<主題>→機能の説明→特徴<結論>の構成ではたして顧客の理解につながるでしょうか.製品の理解はしてもらえても,その後の交渉に結びつくでしょうか.
技術に裏付けされた製品・サービスを提案するには報告型や解説型でもなく,さらには単なるビジネスプレゼンスタイルでもない構成が必要です.次の項でその概要を述べたいを思います.
提案型プレゼンストーリー構成
テクニカルプレゼンテーションで考える提案型のプレゼンは「ビジョン(主題)」→「課題」→「提案」→「決定事項(結論)」の構成です.
この構成の特徴は,
ことです.つまり最後の結論がそのまま交渉の対象になるわけです.
他の項目との関係から,残念ながらここでスライドの見出し名までをあげて詳細な構成を解説することは控えます.「わが社はよい製品を作りました型」では交渉(商談)につながりません.「御社のためにこれを提案します型」で構成しなければ提案型とはいえないと思います.
[出張開催形式セミナー「わかりやすいプレゼンスライドの作成手法」から抜粋]
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