執筆のポイント
段落構成の考え方と箇条書き,図・表,注記の使い方


注記および副本文の使い方

   

ここでの「注記」とは、注見出しが付いた補足文です。また、「副本文」とは注見出しの代わりに段落記号(*など)が付いた補足文です。いずれも補足文の主従関係を書式によって表す手法です。


注記および副本文の効果

主文を直接に補足しない付帯的な補足文」の位置付けを“より明確”にするために「注記」あるいは「副本文」を使います。補足文として段落内に組み入れると「段落が長くなる」あるいは「位置付けが埋もれてしまう」場合に有効です。

長い段落は、読者にも執筆者にも負担です。注記および副本文によって「大局的には一つの段落」だが、見た目にも主従関係がある「主段落」と「注記(もしくは副本文)」の構成にすると、主文、補足文のいずれも位置付けが明確になります。


注記および副本文を使う際の留意事項

当然ながら、注記および副本文はいずれも「補足」の位置付けです。段落の直後に置き、段落を上回らない行数で表すのが適切です。段落を伴わず、注記あるいは副本文が単独で存在しては不自然です。


次ページに進む(ボタンをクリックしてください)



実践テクニカルライティングセミナー
マニュアル作成の進め方とわかりやすいマニュアルのポイント
Copyright: Takaaki-YAMANOUCHI/1995-2020
山之内孝明/有限会社 山之内総合研究所
Takaaki Yamanouchi/ Yamanouchi Research Institute, Ltd.