

本文書式のポイント
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「視覚によっていかに認知されるか」も、読みやすいマニュアルあるいはわかりやすいマニュアルのポイントです。文書書式のわずかな違いで文書の読みやすさは変わります。読みやすくかつ実用的なレイアウトとは、統一性があるとともに文書を構成するそれぞれの要素に視線が適切に誘導される文書書式と言えます。 |
読みやすさを構成する文書書式
文書の読みやすさは、「文字の大きさ」に加え「読む・見る部分(段落および図・表など)とそれ以外の部分(余白)とのバランス(つりあい)」とも言えます。
判型と文字の大きさが決まれば、執筆者が選択できる文書書式は「“余白”の扱い方」と「基準になる文字以外の箇所(表題、見出し、注記など)の表し方」です。

電子文書の書式
媒体が紙であれ画面であれ、基本的な文書書式の違いはありません。「印刷文書の読みやすさが何によるのか」を把握しておけば、電子文書にも応用できます。
ただし、印刷文書がもつ“自然な読みやすさ”に対し、後発である電子文書には表示領域および解像度の点で印刷文書に及ばない部分があり、文書書式にこれらを考慮する必要があります。

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マニュアル作成の進め方とわかりやすいマニュアルのポイント
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