執筆のポイント
製品の解説と操作手順の表し方


手順を表す際の基本

   

手順は、箇条書き形式で表すのが基本です。図解形式は、箇条書き形式の発展形です。いずれの場合も指示文を主文とし、操作の結果を補足文として表します。また必要に応じて注記あるいは図・表を示します。


指示文を主文にした番号付き段落

「指示文(主文)−結果(補足文)−必要に応じて注記(補足文)−必要に応じて図(補足)」の関係は先に述べた「主文−補足文」構成の段落です。複数項目で構成される操作手順は「番号付き段落」の連なりと言えます。


陥りやすい事例−手順を見誤りやすい書式−

「手順の区切り」あるいは「指示文と図・表、注記との対応」を曖昧にすると、指示文あるいは注記の見落としにつながります。マニュアルを読む際、読者は1手順ごとにマニュアルから視線を製品に移し、操作の後に再び視線をマニュアルに戻します。この際、視線の戻し先が曖昧な書式では手順の“読み飛ばし”につながる可能性があります。


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