

「グループ化」と「命名」の手法
|
先の「構図化」のセクションでも述べましたが、見やすい図とは“視線がまどわない”図とも言えます。図要素が多い図であっても、いくつかの図要素に“まとまり”があれば、さほど複雑な図には見えません。
|
「グループ化」と「命名」の手法
図要素が多くなる場合は、いくつかをグループ化(囲み、影付けなど)すると整理されて目に映ります。とりわけ、図要素になんらかの共通性がある場合に有効です。たとえば、10ある図要素を三つのグループに分類すれば、グループごとに視線が誘導されます。
グループに命名すると、さらに効果的です。段落の文中にグループ名を引用でき、段落と図との対応がよくなります。

論理・概念の図解への応用
複数の「静的な構図」もしくは「動的な構図」を組み合わせて論理・概念を図解化する際、グループ化と命名の手法で図要素をまとめると効果的です。

次ページに進む(ボタンをクリックしてください)

実践テクニカルライティングセミナー
マニュアル作成の進め方とわかりやすいマニュアルのポイント
Copyright:Takaaki-YAMANOUCHI/2002-2010
山之内孝明/有限会社 山之内総合研究所
Takaaki Yamanouchi/ Yamanouchi Research Institute,Ltd.
takaaki@yamanouchi-yri.com