

解説付き抜粋 その8
再校校正-赤字合わせ-
再校校正作業
再校校正は、赤字が入った「初校」とこれを修正した「再校」とを照らし合わせて、初校が正しく修正されているかを確認する作業です。修正した再校と赤字が入った照合するためこれを「赤字合わせ」ともよぶことがあります。
この「赤字合わせ」に加えて、再校校正でもう一つしなければならないことがあります。それは再校を注意深く読み、最終的に誤りが残っていないかを確認する「素読み」を行うことです。
再校校正では、まず「赤字合わせ」をして、それから「素読み」を行うのが基本です。
再校校正作業(赤字合わせ)の基本
再校校正は、「初校」と「再校」を左右に見やすく並べて行うことになります(右手で赤字を入れるならば、左側に初校を右側に再校を置くことになります)。
初校に入れた修正を見ながら(指で追いながら)、再校が正しく修正されているか確認し、もし正しく修正されていない(あるいは修正がもれている)場合その箇所に赤字で訂正内容を記入します。
赤字あわせのポイント:その1
赤字あわせのポイント:その2
赤字あわせのポイント:その3
その他の注意-赤字合わせが終わった後の校正刷の取扱い-
赤字が入った校正(例:初校)とそれを修正した校正(例:再校)の赤字合わせが完了したら、確認し終わった校正の最初に(済)と明記してきます。たとえば、初校の最初に(済)と明記し「初校については完全に作業が終わった」ことを示しておきます。
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