原稿指定とか校正などの編集工程は、「プロの編集者や製作会社に関わることで、マニュアル原稿を書いたりする執筆者には不要なこと」と思われるかもしれません。
しかし、マニュアルを作る側(製品を出荷する側)はユーザに対して、マニュアルがユーザの手元に渡り、実際に使われるところまで責任をもつ必要があります。書いた内容だけに責任をもてばよいというものではありません。
印刷出版物や電子メディアの製作工程についても最低限のことは知っておいていただきたいと思います。ここでは原稿執筆が完了してから印刷物になるまでの工程で、執筆者が知っておきたい基礎知識をまとめました。