

当コーナーのまとめ
ポイントの整理
最後までご覧いただき有難うございます。各種の技術文書を効率よく作成する手法をテクニカルライティングのポイントで解説しました。当コーナーでお話したのは、段落のアウトライン(輪郭)です。無理に型に当てはめるととらず、各種の技術文書を作成する際の“きっかけ”とご理解いただければ幸いです。
ポイント1:段落を「主文」と「補足文」で構成する
ポイント2:文書目的(主たる視点)に応じた「主文」の候補を用意しておく
ポイント3:文構成が行き詰まる原因を知り、その解決策を知っておく
当コーナーの最初で述べたように、これらのポイントはさまざまな技術文書で積み重ねられかつ読者に受け入れられてきた「技術を文書で伝える技術」のエッセンスです。技術的な課題を解決する際と同様に、技術文書を作成する場合も「基本となる論理とそれから導かれる手法」を理解して実務に臨むことが重要と言えます。
「書く」による知的生産
文書作成は、まさに「知的生産」です。直接の代価に結びつく商品の生産とは比較できませんが、ノウハウを「文書」に表す行為は開発・製造のみならず技術系企業の多くの部署で重要な位置付けにあります。
企業にとっての文書作成の重要性とともに、企業を構成する人々にとっても「書く」という行為は「新たな着想」、「埋もれていた発想の再認識」さらには「個別の事象からの共通性・関係性の発見」につながります。
当社の願い
当社の願いは、技術者の皆さんに「テクニカルライティング」を知っていただき、技術文書の作成に役立てていただくことです。品質が高い技術文書を不要な時間をかけることなく作成できれば、業務の効率化と企業の利益につながると確信します。
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業務を合理化しても文書作成に時間がかかっては意味がありません。だからと言って、技術文書を“誤った方向で合理化”しては、企業の知的損失になりかねません。
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「技術立国」を標榜する日本であるにもかかわらず、「技術文書の作成が苦手」と思い込んでおられる技術者は少なくありません。「ものを作る」は確かに大きな成果を生み出します。ならば、「もの作り」にかかわる技術文書を作成する技術を見直せばさらなる成果につながると思われてなりません。
繰り返しになりますが、
「テクニカルライティング」はすでに技術者の皆さんが獲得した技術文書の知識あるいは経験を否定するものではありません。むしろ、知識と経験の整理であり、必要な補完とも言えます。
「書くのに時間がかかる」あるいは「書いても十分に伝わらず、問合せの対応をせまられる」から生じる損失をなくし、「知的財産である技術文書の価値を戦略的に高める」とともに「企業の業務を効率化する」ために、技術文書とテクニカルライティングに関心を寄せていただくことを願っています。
山之内総合研究所
山之内孝明(山之内総合研究所・代表)
takaaki@yamanouchi-yri.com
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わかりやすい技術文書・ビジネス文書の作成手法
技術文書の「書き方」−共通のポイントと各種文書への応用−
Copyright:Takaaki-YAMANOUCHI/1995-2010
山之内孝明/(有)山之内総合研究所
Takaaki Yamanouchi/ Yamanouchi Research Institute,Ltd.