

解説付き抜粋 その1
目次は「見出し番号」+「見出し名」で構成するのが基本
読者が手にするマニュアルなどでは,文書の最初の方(通常は序文の後)に,目次として「見出し番号+見出し名+ページ」が一覧化され,読者がどのに何が書かれているのかを探すことができるようになっています.
しかし,これからここで解説しようとしている「目次」とは,文書の構成を検討する段階のもので,完成した文書の目次とは多少意味合いがことなります.
目次の基本構成
マニュアルのような実用文書では,目次は「章」レベル,「節」レベル,「項」レベルと大きな項目から小さな項目に細分された階層構造になっているのが基本です.
それぞれの項目は,基本的に「見出し番号」とそれに続く「見出し名」で構成されています.
見出し番号の付け方
見出し番号は,初めて読む人がその文書の構成を理解するのに役立ちますが,逆にあまり細分化しすぎてはかえってわかりにくくなります.
よく見かける見出し番号の付け方には大別して次の2種類があります.
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タイプA
(レベル細分型見出し番号: 1.,1.1,1.1.1,…) |
タイプB
(レベル固定型見出し番号: 第1章,1-1, 〔1〕 ,(a)) |
| 章 | 1. | 第1章 |
| 節 | 1.1 | 1-1 |
| 項(項大見出し) | 1.1.1 | 〔1〕 |
| 項(項中見出し) | 1.1.1.1 | (a) |
| 項(項小見出し) | 1.1.1.1.1 |
(*番号無し見出し)
*番号無し見出しとは,番号を付けるのではなくその前のランクの見出し(項中見出し)をどのような側面から解説するのかを見出し名で表すものです(詳細は後述). |
特 徴 |
階層構造が見やすいが細目見出しでは複雑になる
節レベル,項レベルあいまい(各見出しの内容のレベルがまちまち)になりやすい
目次項目が機能ごとに機械的に細分される傾向がある |
章,節,項レベルの意味付けしやすい(わかりやすい)
階層構造が直感的ではない(ヘッダで補完できる)
解説内容によってはすべて機械的に細分したり番号を付けることができない場合もある |
マニュアルへの適性 | リファレンスマニュアルなど「引いて読む」ようなマニュアルには適している面があるが初めて使い方を理解するためのユーザマニュアルには適しているとは言いがたい. | 章,節,項レベルの意味付けしやすく,執筆する側にとっても読む側にとってもわかりやすく,読者指向のマニュアルに適していると考えられる. |
このように見出し番号の付け方だけでも,読者にとっての「なじみやすさ」,「使いやすさ」が違ってきます.マニュアルに限らず文書作りにはよく考慮しなければならないポイントといえます.
以下ではこのタイプB(レベル固定型見出し番号: 第1章,1-1, 〔1〕 ,(a))に沿って解説を進めてゆきます.
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