

章構成の考え方
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章見出しは、見出し構成の第1ランクです。読者にとって「知識獲得」であり「目的達成」、「課題解決」から見出し構成を発想します。ページ数がきわめて多く(数百ページ規模)かつは「編」を第1ランクにする場合があります。
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目次要素の書出しと仮章構成の検討
見出し構成を検討する際は、まず「マニュアルの範囲(何をどの程度まで解説するか)」を検討するとともにページ規模を想定します。
マニュアルの範囲が定まりページ規模の想定ができたら目次要素(キーワードあるいは簡略な見出し名)を書き出します。マニュアルの総論部は「知識獲得」と「目的達成」をキーワードにして直列的な(ユーザが必ず順序を追って読む)章構成とし、各論部は「課題解決」をキーワードにユーザが選択的に読める並列的な章構成にするのが適当です。


ページ数、見出し名および順序の調整
仮章構成ができたら、さらに各章ごとに2ページ(あるいは4ページ)程度で解説できる節ランクの目次要素を書き出します。各章がいくつくらいの節で構成され、各節を2ページ(あるいは4ページ)で構成すると章が何ページ程度になるかを想定します。
ページ数が多くなると見積もられる章があれば、分割を検討します。少ない章があれば無理がない範囲で統合も検討します。
加えて、章の順序もあらためて検討します。また、章見出し番号の付け方(例:どこからどこまでを章とし、以外を前付、付録にするか)も確認します。


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