

用字用語のポイント その3
外来語のかたかな表記
「外来語のかたかな表記」の考え方
外来語から国語に取り入れられた用語(あえて日本語訳を使うより外来語を使ったほうが自然で意味の間違いも少なく,一般化した用語)はかなかな表記をするのが原則です.
外来語のかたかな表記で私たちを悩ませるのは,「原語のつづりまたは発音に忠実に表記」すべきか,すでに「国語化している外来語の慣用に沿って表記」すべきかという点です.
外来語や外国の地名・人名で書き表す際の指針には,「外来語の表記」(平成3年 内閣告示第二号)があります.
ここでは
同時に
としています.
加えて
また
としています.
かたかな表記の原則
| 原則の分類 | 「外来語の表記」(平成3年 内閣告示第二号) |
1 | 外来語や外国の人名を書き表すのに一般的に用いる仮名 | 外来語の表記 本文第1表および留意事項その2 |
2 | 外来語や外国の人名を原音や原つづりになるべく近く書き表そうとする場合に用いる仮名 | 外来語の表記 本文第2表および留意事項その2 |
3 | 撥音,促音,長音に関するもの | 外来語の表記 留意事項その2 |
4 | イ列・エ列の音の次の「ア」の音 |
5 | つづりとかたかな表記によるもの |
6 | その他(拗音に関するもの,複合語の表記 |
テクニカルライティングで重要になるには,二番目に示す「外来語や外国の人名を原音や原つづりになるべく近く書き表そうとする場合に用いる仮名」です.
今日の技術分野では外来語をそのまま原音や原つづりに近く書き表そうとする必要性がますます高くなってきています.
平成3年の内閣告示の「外来語の表記」は過去の慣用を否定するものではありませんから従来の表記をそのまま使って支障はありません.しかし,この告示によって科学や技術の分野における用語がより原音や原つづりに近くなり,かたかな表記がしやすくなったことは事実です.
反面,以前から慣用的に使っている表記と新しい表記とが混じり合い,同じ文書の中で不統一を作ってしまうことがあります.
参考および引用文献
外来語の表記(平成3年6月28日)内閣告示・内閣訓令 |
次ページに進む(ボタンをクリックしてください)
Copyright:Takaaki-YAMANOUCHI/1995-2001
山之内孝明/(有)山之内総合研究所
Takaaki Yamanouchi/ Yamanouchi Research Institute,Ltd.