

導入段落のまとめ方
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ここでの「導入段落」とは、後に続く下位の見出しあるいは手順の導入となる段落です。「下位の複数の見出しの関係」あるいは「操作手順・行動手順の必要性・有効性」を表す段落です。
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マニュアルの導入段落
とりわけマニュアルでは、導入段落によって操作(行為)の有効性あるいは必要性を示して“操作を動機付ける”必要があります。また、必要に応じて操作に伴う付帯事項あるいは重要事項を示します。

陥りやすい事例−導入段落の欠落−
しばしば「(私は)・・・について説明します」、「(私は)・・・以下に示します」など“ほとんど意味がない”1文だけの導入段落を見かけます。見出し名の復唱であったり「次のような」など曖昧な表現がほとんどで、要点がない導入段落と言えます。

導入段落の構成例−「主題補足型」と「動機付け型」−
見出し(主題)に応じた導入段落はいくつかのパターンに分類できます。構成例を用意しておくと、複数の執筆者で分担してマニュアルを作成する場合に有効です。


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