

複雑な図をまとまりよく見せる手法−「構図化」の考え方−
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ここでの「構図化」とは、図要素の配置を工夫して「まとまり」、「まとまりから生まれる要素間の関係」さらには「図要素に対する視線の動き」を作る図解の手法です。
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図の構図
構図化は、読者の視線を誘導するのに有効です。図要素が複数あっても「まとまり」があれば、視線が散漫にならずに済みます。また、「主と従」の関係があれば、視線を意図的に動かせます。
構図化は、人の視線がもつ特性の応用と言えます。図中に「一つの大と多くの小」の関係があれば、まず大に視線が向きます。また、横書きの文書では視線は「左から右」、「上から下」に動きます。これらの動きに沿って図要素を配置すれば、静的な配置でありながら動的に視線を誘導できます。
構図の組合せ
構図は、視線の動きによりいくつかのパターンに分類できます。これらのパターンを組み合わせれば、全体から部分へ、部分からさらにその部分へ視線を段階的に誘導できます。

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