再校校正-赤字合わせ-


再校校正とは

再校校正とは、赤字が入った「初校」とこれを修正した「再校」とを照らし合わせて、初校が正しく修正されているかを確認する作業です。修正した再校と赤字が入った照合するためこれを「赤字合わせ」ともよぶことがあります。

この「赤字合わせ」に加えて、再校校正でもう一つしなければならない作業があります。再校を注意深く読み、最終的に誤りが残っていないかを確認する「素読み」です。

再校校正では、まず「赤字合わせ」をして、それから「素読み」を行うのが基本です。


再校校正(赤字合わせ)の基本

再校校正は、「初校」と「再校」を左右に見やすく並べて行うことになります(右手で赤字を入れるならば、左側に初校を右側に再校を置くことになります)。

初校に入れた修正を見ながら(指で追いながら)、再校が正しく修正されているか確認し、もし正しく修正されていない(あるいは修正がもれている)場合にはその箇所に赤字で訂正内容を記入します。

赤字あわせのポイント:その1

初校で確認した箇所には必ずチェックをいれる。あわせて、赤字合わせは一度ではなく最低2回行う。

赤字あわせのポイント:その2

初校の赤字の箇所だけでなく、その前後・周辺も確認する。

赤字あわせのポイント:その3

赤字合わせの途中で疑問点がでたらマーキングして付箋を付けておく。


その他の注意-赤字合わせが終わった後の校正刷の取扱い-

赤字が入った校正(例:初校)とそれを修正した校正(例:再校)の赤字合わせが完了したら、確認し終わった校正の最初に(済)と明記してきます。たとえば、初校の最初に(済)と明記し「初校については完全に作業が終わった」ことを示しておきます。


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